こんにちは
不動産管理システムの伊藤ナナコです。
暖かくなるとベランダにやってくる虫。洗濯物やベランダの家庭菜園を守るためにも、虫よけ対策はしっかりやりたいですよね。今回は効果的なベランダの虫よけ対策と、虫よけネットやハーブなどおすすめの虫よけグッズをご紹介、万全の虫よけ対策で、ベランダでも快適に過ごしましょう。
ベランダには、さまざまな種類の虫が集まります。コバエ、ハエ、蚊、カメムシ、ハチ、ダニ、ゴキブリ、クモなど、虫の種類もさまざま。1匹いるだけでも不快なハエやコバエは、ベランダ付近をうろついて屋内に侵入することも多いです。コバエは台所や水周りで大量発生しやすく、衛生的にもよくありません。蚊もベランダの網戸の近くによく集まり、ベランダにちょっとでも雨水などが溜まっていたりすると大量発生してしまいます。刺されると危険な種類もいるハチは、ベランダの家庭菜園や花壇に誘われてやって来ることも。コンクリートの塀などでよく見かける真っ赤な見た目のタカラダニは、ベランダに干した洗濯物に付着することがあります。そのまま洗濯物の上でつぶれると、赤い汁が洗濯物に付着してしまう厄介な虫です。
屋内に虫を入れないためにも、ベランダに来る虫の対策をしておきたいですよね。まずは、なぜベランダに虫がやって来るのか、原因を明らかにしておきましょう。本格的な虫よけ対策の前に、原因を減らしておくだけでも効果はありますよ。
①植物を育てている
ベランダで植物を育てていると、ハチや蝶々、蛾など、花粉を集めたり吸ったりする虫が花の香りに誘われて寄ってきます。ほかにも、アブラムシや毛虫など植物の葉に付く虫もいて、せっかく育てた植物がダメになってしまうことも。また、植物の水やりによって水が溜まった状態で放置しておくと、蚊などが発生する原因にもなります。
②排水溝が汚い
定期的にベランダの排水溝掃除をしないと、土やホコリ、枯葉などで排水溝が詰まって汚い状態に。不衛生なところには虫がわいてしまう可能性が高く、ベランダに虫を寄せ付ける原因の一つになってしまいます。雨の日のあとなど、排水溝に湿ったゴミが溜まりやすいので、ゴミを撤去して乾燥させておくだけでも、虫がわく原因を排除できるでしょう。
③コケやカビが生えている
ベランダの日当たりや風通しが悪く、コケやカビが生えてしまっている場合も虫が発生しやすくなります。じめじめした場所は不衛生で虫が増殖しやすく、コケを食べる虫もいるため、掃除をしてきれいな状態を保っておくことが大事です。専用のコケ取り剤や熱湯をかけてブラシでこすれば、簡単に取ることができますよ。
④洗濯物の柔軟剤
洗濯物の柔軟剤の香りが、虫が寄って来る原因になることも。虫は花やフルーツの甘い香りを好む習性があり、柔軟剤や香水の香りにも反応します。せっかく洗った洗濯物に虫が付いてしまうのを避けたいのであれば、無香料や香りの少ない柔軟剤を使うのがおすすめです。香りの強い柔軟剤を使う場合は、部屋干しするなど使い分けるのも効果的ですよ。
対策方法:
①防虫ネット
②虫が嫌うハーブを育てる
ハーブ系の植物の中には、虫が苦手とする香りを発する種類があり、虫よけとして使用できます。小さな子どもやペットがいる家庭で、殺虫剤や薬剤の虫よけを使いたくないときにも便利ですよ。植物を育てるのが苦手な人は、ハーブのエキスを抽出したエッセンシャルオイルでも効果はあるので、希釈してスプレーなどにして使うのもおすすめです。ハーブごとに効果のある虫の種類が違うため、しっかりチェックして購入しましょう。
③薬剤を使用する
薬剤を使った虫よけアイテムは多く、虫ごとに効果的な成分が入った製品から選べるのが魅力的です。種類は主に「吊るすタイプ」「置くタイプ」「スプレー・散布タイプ」の3種類で、虫の特徴や使用場所によって使い分けができます。薬剤を使った虫よけアイテムは、人体に影響のないように作られていますが、赤ちゃんやペットのいる家庭など、化学薬品が気になる人は、天然成分で作られている虫よけアイテムを選びましょう。
④ライト(殺虫機)の設置
虫よけというより殺虫器ですが、夜行性の虫が好きなブルーライトの光で虫を寄せ付け、電熱線に虫が触れることで殺虫する、電撃殺虫器があります。サイズなどさまざまな種類がありますが、どれもぶら下げるタイプなので場所を取りません。夜に虫がたくさん寄って来るなど、夜行性の飛ぶ虫にお困りの方は、ブルーライトでの虫よけも検討してみては?
虫よけの薬剤を使う物、虫が嫌いな香りを放つ植物を活用することなど、まだまだできる工夫があったかと思います。これから夏に向けてベランダを過ごしやすい空間にするのに、虫よけ対策は万全に、快適なベランダ空間にしましょう!