スタッフブログ
こんにちは!
暖冬といわれる新年ですが、雪が降るなど
ここへ来て寒くなってきました。
さて、先日更新報告にオーナー様へ訪問した際に、高齢になったので
資産の整理や処分を考えているとの話がありました。
また親戚回りをしていた際、自分の資産管理をどう次世代に引き継いでいくか考えている
との相談を受けたことがありました。
その際、私が最近お勧めしているのは、「民事信託」・・・「家族信託」です。
(私は家族信託協会等の会員に加入、加盟していません)
不動産業者なので、節税対策になるアパート建設を財産をもっている(この場合土地等の不動産所有者)
に進めるのも一手なのですが、以前にもブログに記載していますが、アパートを建てたはよいが、年金の補填にも
ならず、固定資産税を支払うのが精一杯だったなどと苦労されているオーナー様を見るにつけ
自信をもってお勧めできる状態ではなくなってきています。(かぼちゃの馬車の例もございますし)
また、そのおかげで、現実に空室アパートが増え、物件全体の賃料が下がっていること、
お部屋を借りる方の権利が強くなり、条件ばかりを主張し、お部屋を紹介したくないなと
私自身が感ているからかもしれません。
そこで家族信託です。財産を処分しなくても、信頼できる受託者がいれば、処分権限を与える
ことができる制度です。
今回家族信託を検討するタイミングについて、記載したいと思います。
一番は家族信託は、委任者の認知症になってしまうと財産を裁判所が決めた
貢献に依存することになり、身内が良かれと思っても財産処理ができなくなってしまう
問題があることから注目されたものです。家族信託は委託者と受託者の契約締結によって
効力を生じる為、契約を締結する両当事者に意思能力があることが条件となりますが、
私達は自分がいつ死ぬかわからないのと同じ要に
そのような状況に誰がいつ何時陥ってしまうかは、誰もわからないということです。
ですから、個人的には一番良いタイミングはまさに「親の財産(自分の財産)を
どうしようか」と考えたときが一番よいのではないかと思います。
これは家を購入するときに通じますね。
まさに「いつ購入するの」「今でしょ!」
私もこれから家族信託を進めたいと思っていますが、登記等も必要なので
まずは信頼できる司法書士等の専門家に相談をしてみたいと思っています。
もちろん一番は委託者(両親等)の理解が一番必要不可欠であることは
いうまでもありません。