早見表を使った相続税の計算

1335
通常の相続税の計算式を利用せず、相続税の早見表を使って相続税額を導き出す方法を解説します。

 早見表を使うと細かく計算する必要がないので、瞬時に間違いなく相続税額を把握することができるメリットがありま

す。反面、早見表のほとんどが課税資産1億円以上で5000万円刻みの表示になっていて、中途半端な課税遺産額では、

正確な相続税額を計算することができないデメリットがあります。しかし、ここでは1円単位の相続税額を把握する必要は

なく、遺産の評価額は毎年変化するものなので、相続対策を考える時点では、相続税の概算額を知っていれば十分で

す。


実際の「カンタン相続税額算出法」は次の3つのステップで計算します。


▼ステップ1 法定相続人の把握

 法定相続人は何人いるのか、相続人の中に配偶者はいるかどうかを把握します。


▼ステップ2 課税遺産総額を計算する

 まず土地建物の遺産総額を計算します。次に現預金や株(時価)や受取り生命保険金などを足して遺産総額を求め

ます。

 ◀ 受取り生命保険金があれば、さらに法定相続人1人あたり500万円の控除がある。


▼ステップ3 早見表を使って相続税額を計算する
1336
早見表には、配偶者がいる場合といない場合の2つの表があります。それぞれ、課税遺産総額と相続人の数に対応する

数字が相続税の総額です。この表では、原則として法定相続人が法定相続分を相続した際の税額です。また、配偶者が

いれば、配偶者の税額軽減の法定相続分を考慮した税額になっています。

 例えば、遺産総額が6億円で配偶者、子2人で相続する時、早見表によると相続税の総額は8680万円になることが分り

ます。

 このように早見表を使えば、たった3ステップで誰でも簡単に相続税額が試算できます。この計算方法をマスターすれ

ば、相続対策前と対策後の相続税額の違いもすぐに導き出せるようになります。

1337