不動産物件の自動提案 IT化 さいたま市北区土呂町から

こんにちは!
2019年12月23日(月)の日本経済新聞に
「不動産物件を自動提案」という見出し(サブタイトルはエステートテクノ、AIで)
の記事があり、興味を持ったため、読んでみました。
内容的に利用者の希望に沿った物件を自動提案するサービスを行うという
想像通りの内容でした。
現在不動産物件のAI化は私達業界にとっては、避けて通れない問題となっています。
面白いと思った特徴は、価格のみの物件選びではなく、自然災害等のリスクについても示してくれている点。(地震や水害、治安等)
先日の台風19号のマンション水没リスクも強い印象として残っています。
このソフトは、東京大学の先生が顧問として、開発支援をしているとのことですので、
さらに改良され、よいものができるものと思われます。
利用料は無料で、成約にいたった場合に、開発会社さんに仲介手数料をもらう仕組みとのことです。
我々もうすうす感じていますが、よい物件を紹介するだけでは、以前のような手数料がもらえない時代
(未公開など他の人が知らない物件であれば別ですが)になってきたのではないかと思っています。
不動産の取引の仕組み(賃貸、売買かぎらず)はとてもわかりにくいものです。
不動産の価格は、市場や政局に左右されて変動すること、
また税制がころころ変わり、今までの答えが間違いとなり、勉強することが多く、わかりづらいという
特徴があります。その中に我々の存在価値があると思うのです。
最近私はお客様への提案を心がけること、また仲介するという意識より
売る側(貸す側)、買う側(借りる側)の成約話をまとめること、またわかりにくい仕組みを
わかりやすい言葉でご説明して、納得して取引してもらうこと(意思の合致)が私の仕事ではないかと考え、努めています。
ややこしい説明になってしまいましたが、取引がシンプルで誰にでもわかりやすかったらいいのにと思います。
(我々の存在価値がなくなってしまうかもしれませんが、それでトラブルがなくなるなら仕方ありません)
また税金問題も対策を立てなければ、損をする(対策をした人だけが徳をする)
というのではなくもっとシンプルだったらいいのにとも思ったりしています。
(税理士さんの仕事がなくなってしまうかもしれませんが)
そういう意味では嫌われている「消費税」ですが、お金持ちも貧乏人も関係なくかかる(逆進性の問題)
をはらんでいますが、どんな人でも使った分だけ一定の税率がかかるというシンプルで、公平性をもっていますので、
個人的には優れた税だと思っています。