重要事項説明の内容とチェックポイント(3)

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重要事項説明の内容とチェックポイント(3)

2.法令に基づく制限の概要

 ここには、都市計画法・土地区画整理法と建築基準法、そのほかの法令に基づく制限が記載されます。都市計画法で

は、物件が同法上のどの地域にあり、どのような制限を受けるのかが記されています。特にチェックしたいのは、物件が

原則として建物の建築ができない「市街化調整区域」に建てられていないかどうか、行政による都市計画道路(道路拡幅

計画)に該当していないか、などです。

 建築基準法の欄では、建物が現在の制限に合致しているか、将来の増改築や再建築がどの程度可能かを見ます。中

古物件の売買の場合、法定の建ぺい率や容積率をオーバーした物件には金融機関の融資が下りないこともありますの

で特に注意して下さい。そのほかの法律による制限では、古都保存法、都市緑地法、生産緑地法をはじめとした約40の

法律のなかで、該当する項目があればその概要についての記載があります。内容が不明な場合、納得がいくまで質問を

重ねることが大切です。


・敷地と道路の関係

 物件が何メートルの道路に何向きにどれくらい接続しているのかということが概略図付きで掲載されています。また、

公道なのか、私道なのか、位置指定道路であればきちんと番号が取れているのか、敷地は道路にどれくらい接している

のかということも確認できます。現地で見た時に物件が道に接していたと思い込んでいても、実は建築基準法上の道路

ではなかったということもあります。建物は建築基準法上の道路に接していなければ建てられないので、不動産は道路

への接道が何より大事といっても過言ではありません。そういう意味でも、この欄の説明はきちんと理解して進みたい

ところです。