中古建物の調査その10

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中古建物の調査その10

 物件調査に訪れた時に、確認しておきたいポイントを説明します。ここでは、主にアスベスト(石綿)の問題について記載

します。


⑩ アスベスト(石綿)の問題について

 WHO(世界保健機構)によれば、アスベスト(石綿)を吸い込むと肺線維症(じん肺)や悪性中皮腫などの原因になり、肺

がんを起こす可能性があります。それらの健康被害は、アスベストを扱ってから長い潜伏期間を経て出てきます。現実問

題として、既存(中古)住宅には、断熱材・耐火被服材としてアスベストが吹きつけられていたり、屋根や壁、天井のスレー

トボードなどにアスベストが含まれている可能性があります。

 とはいえアスベストは、繊維が飛び散り、それを吸い込んだ場合に危険とされているため、飛散の恐れがなければ、直

ちに問題があるというわけではありません。2006年4月には、売買契約前の重要事項説明で、アスベストの調査有無、

さらに調査をした場合は内容を記載することが義務づけられました。
気になる方は予め、確認をしておくといいでしょう。